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TOBの発表でフォトセッションに臨む大成建設の田中茂義会長(左)と東洋建設の吉田真也会長(右)ら=2025年8月8日午後9時47分、東京都港区

 ゼネコン大手の大成建設は8日、海洋土木大手の東洋建設を完全子会社化すると発表した。株式公開買い付け(TOB)などを通じ、総額約1600億円を投じて全株を取得する。

 同日夜、大成建設の田中茂義会長と東洋建設の吉田真也会長らが都内で会見して発表した。両社とも東証プライム市場に上場しており、買収が完了すれば東洋建設は上場廃止になる。

 TOBは8月12日~9月24日に実施し、買い付け価格は1株当たり1750円とする。

 東洋建設は港湾工事などに強みがあり、2025年3月期の売上高は1726億円。大成建設の同期の売上高は2兆1542億円。買収により、今後成長が見込まれる洋上風力事業などを強化する。

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