経団連は3日、大手企業の夏のボーナスの妥結状況(第1回集計)を発表した。平均妥結額は前年比4.37%増の99万848円で、4年連続で増えた。中間集計段階では2年続けて最高額を更新し、比較できる1981年以来で最も高くなった。
原則として従業員500人以上の18業種107社(約70.3万人)についてまとめた。平均妥結額の伸び率は前年同時期(4.31%)を上回った。春闘で基本給を大幅に引き上げる会社が目立ち、その流れが波及。好調な業績も反映されて高水準になった。
- 春闘賃上げ率5.25% 連合が最終集計、5%台は2年連続
業種別では、製造業(93社)が前年比4.49%増の103万5889円。非製造業(14社)は3.76%増の85万7602円だった。18業種のうち、13業種で前年より増えた。前年の反動で化学(28.99%)が大幅増となったほか、造船(11.01%)、非鉄・金属(10.80%)も堅調だった。
最終集計は8月上旬に発表す…