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陸上自衛隊第32普通科連隊の公式アカウントが当初投稿した文章。「大東亜戦争最大の激戦地硫黄島」などと記されていた

 陸上自衛隊大宮駐屯地(さいたま市)の第32普通科連隊が、X(旧ツイッター)の部隊の公式アカウントで戦没者追悼式を紹介する投稿に「大東亜戦争」という用語を使い、その後削除したことについて、木原稔防衛相は9日の閣議後会見で「(大東亜戦争は)一般に政府として公文書に使用していないことを踏まえた」と述べた。

 投稿は、硫黄島(東京都)であった日米合同の戦没者追悼式を伝えたもの。その中で「大東亜戦争最大の激戦地硫黄島」と記したことがネットなどで「日本の侵略戦争を正当化する用語だ」などと議論を呼び、同隊は8日に投稿を削除。「大東亜戦争」を使わない文章に変えて再投稿した。

 同隊が「大東亜戦争」という用語を使った理由について、木原防衛相は「硫黄島が激戦の地であった状況を表現するため、当時の呼称を用い、その他の意図は何らなかった」と説明。問題と捉えているかには言及しなかった。

 「大東亜戦争」は1941年12月の日米開戦直後、当時の東條英機内閣が閣議決定した呼称。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)は使用を禁じ、「太平洋戦争」という米側の呼称が日本に広まった。ただ、日本の再独立後、45年までの戦争についてどう呼ぶか正式な政府決定はなく、林芳正官房長官は「いかなる用語を使用するかは文脈にもより、一概に答えられない」とする。

 防衛省関係者によると、関連…

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