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 2年連続で本塁打王を獲得したスイングが、さらに進化を遂げたかもしれない。今キャンプ2度目となった実戦形式の打撃練習。ドジャースの大谷は右投手が投じた真ん中高めの速球にやや詰まった。しびれたのか左手を振ったが、打球は軽々とバックスクリーン右へ。調整段階とは思えない今季「1号」となった。

 目慣らしも進む。外角高めの際どい球を見送ると、球団スタッフに「入っている?」とストライクゾーンを確認。内角の厳しい速球に両腕をたたんで対応した場面もあった。ロバーツ監督は「集中力が研ぎ澄まされているように映る。調整はかなり順調だろう」と信頼感を口にした。

 打撃後は走塁練習に励み、昨年のワールドシリーズで左肩の脱臼を招いたスライディングを改良。左手を地面に付かず、胸の前に浮かせたまま二塁に滑り込んだ。

 オープン戦初出場は打者として28日(日本時間3月1日)のエンゼルス戦に決まった。岩手・花巻東高の先輩で相手先発の菊池と対戦し、開幕に向けてさらにギアを上げていく。(グレンデール共同)

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