大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)が22日(日本時間23日)、米ロサンゼルスであったナショナルズ戦に「1番・投手兼指名打者(DH)」で先発出場した。
2シーズンぶりに投打「二刀流」で復帰した2試合目は投手としては1回、打者4人から二つの三振を奪い、無失点に抑えた。18球を投げ、二回から交代した。
前回16日のパドレス戦で、投手として2023年8月以来、約1年10カ月ぶりの復帰を果たした大谷は、中5日で先発マウンドに上がった。
一回、先頭のエイブラムスを一ゴロにしとめた。続くウッドを遊飛に打ち取ったものの、ベッツが落球して出塁を許した(記録は失策)。
1死一塁で、ガルシアをカウント2―2と追い込むと、ひざ元へのスイーパーで空振り三振に。復帰後初の奪三振となった。
さらに4番ローを2球で追い込んだ後、この日最速となる98.8マイル(約159キロ)をマーク。2―2から、縦に落ちるカットボールで空振り三振にしとめた。
大リーグの解析システム「スタットキャスト」によると、大谷が投じた18球の内訳は、大きく横に曲がるスイーパーが7球で最も多く、ストレートが6球、カットボールが3球、スプリットが2球だった。
28球投げた前回登板ではツーシームが8球と全体の29%を占めたが、この日は1球も投げなかった。
その後、1番DHとして打席に立ち、一、三回ともに空振り三振に倒れた。六回は四球だった。
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4―3で迎えた七回無死満塁では一塁線を破る三塁打を放ち、3打点を挙げた。
さらに八回1死一塁から、左中間へ2点本塁打。8試合ぶりとなる今季26号となり、日米通算300号本塁打に王手をかけた。