八回裏ドジャース無死、大谷は51号となる本塁打を放つ=金居達朗撮影

 大リーグ・ドジャースの大谷翔平は17日(日本時間18日)、本拠ロサンゼルスのフィリーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、八回に今季51号となるソロ本塁打を放った。ナ・リーグ最多本塁打のタイトルを争うシュワバー(フィリーズ)とは2本差に迫り、4打数1安打1打点だった。

  • 大谷翔平に「救援待望論」 ルールに限界も ロバーツ監督の考えは?
  • 2年連続50本塁打の大谷翔平 データから読み解ける進化と探究心

 3―0の八回。先頭で第4打席に入った大谷は、それまで苦しめられていた相手左腕の得意球を完璧に捉えた。カウント2―2から外角のスイーパーを強振し、センター方向に高々と上がった打球を見ながら、ゆっくりと走り出した。飛距離約124.4メートルの文句なしの一発だった。

 大谷は第3打席までは出塁できていなかったが、この本塁打で連続出塁を22試合に伸ばした。

 チームも連敗を止めた。先発のスネルが七回2死からの連続四球でピンチを招いたが、マウンドに来たロバーツ監督に続投の意志を強く示し、次打者を空振り三振に仕留めた。八回から継投に入り、この日は逃げ切った。

 先に試合を終えていた2位パドレスが勝っており、重圧のかかった一戦。投打がかみ合って、地区優勝へのマジックを「8」に減らした。

共有
Exit mobile version