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地元放送局「スポーツネットLA」のリポーター、キルステン・ワトソンさん(左)=2月9日、米アリゾナ州グレンデール、高橋健人撮影
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 大リーグ・ドジャースの大谷翔平が、球場でインタビューを受けるとなると、大勢の記者に囲まれる。その場で、いつも真っ先に質問を投げかける女性がいる。球団専門の地元放送局「スポーツネットLA」のリポーター、キルステン・ワトソンさんだ。

 米フロリダ州オーランドの出身。6フィート1インチ(約185センチ)の目立つ存在だ。選手の単独インタビューもこなすし、中継では試合後に選手の生の声を引き出している。

 コロンビア大までバレーボールの選手だった。「アスリートでいるのが好きだった頃に将来を真剣に考えました」と、スポーツ報道の道を志した。大学院でジャーナリズムの修士号を取得後、米プロフットボールリーグ(NFL)などの仕事を経て、2021年2月からいまの立場に就いている。

 今年2月29日。米アリゾナ州グレンデールのキャンプ地で、大谷が報道陣の前にやってきた。前夜にSNSで公表した結婚について、自分の口で話すためだった。

 ワトソンさんが最初に質問をした。

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