400系車両の前でテープカットをする大阪メトロや鉄道友の会などの関係者ら=2024年10月20日午前10時24分、大阪市住之江区、諏訪和仁撮影

 大阪メトロの中央線を走る新型車両400系が、優れた鉄道車両に贈られる「ローレル賞」に選ばれた。20日に大阪メトロの緑木車両工場(大阪市住之江区)で授賞式があった。

 ローレル賞は全国の鉄道愛好者でつくる「鉄道友の会」が選定。前年に営業運転を始めた車両の中から優れた車両に贈られる。400系は来年4月に始まる大阪・関西万博の来場者輸送に向けて新造され、昨年6月に運行を開始。来年4月までに6両編成で23本に増やす。

 400系が選ばれた理由は、宇宙船を思わせる先頭の八角形のデザインや、乗客が乗り降りしやすい座席の配置、自動運転に備えた先進性など。この日初めて実物を見たという鉄道友の会の佐伯洋会長はあいさつで「いかに大きなインパクトがあるのかを感じました」と話した。

大阪の地下鉄での受賞、万博ゆかりの車両が続く

 大阪メトロと民営化前の大阪…

共有
Exit mobile version