大阪府吹田市の集合住宅の一室で2日に見つかった母子3人の遺体について、大阪府警は4日、司法解剖の結果、死因はいずれも首を圧迫されたことによる窒息と判明したと発表した。
吹田署によると、3人はこの家に住む母親(26)と、2歳と1歳の娘で、司法解剖で3人は他殺と断定された。死亡推定日時は2日午前5時ごろで、3人の腹部などには切られたような傷があったが、出血が少ないことなどから直接の死因ではないと判断された。
夫(26)も同日、吹田市内の歩道橋下の路上で倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は多発外傷と判明した。自宅には家族の名前と謝罪をするような内容が書かれたメモが見つかっており、府警は父親が無理心中を図った可能性があるとみて詳しい経緯を調べている。