大阪公立大の次期学長に決まり記者会見する桜木弘之氏=2024年8月28日、大阪市阿倍野区、浅倉拓也撮影

 大阪公立大の次期学長に決まった桜木弘之副学長(66)が28日、記者会見し、大学の国際化をいっそう進める決意を示した。

 大阪公立大は2027年度から、大学院と学部の一部を秋入学にする方針を掲げ、吉村洋文大阪府知事は「英語公用語化」にも意欲を見せている。桜木氏は「英語だけで修了できるコースをまず大学院の全研究科につくる。海外経験が豊富な教員もたくさんいるので、私の任期中にできれば」と話した。

 来年秋には大阪城の東に森之宮キャンパスが開校する予定。桜木氏は、企業や行政、市民と連携し、まちづくりや都市課題の解決の拠点となることへの意欲も語った。

 桜木氏は来年4月から辰巳砂昌弘学長の後を継ぐ。任期は4年。専門は原子核物理学で、九州大大学院理学研究科で博士号を取り、大阪市立大の理学部長や副学長を経て2022年から現職。(浅倉拓也)

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