モンゴルを訪問中の天皇、皇后両陛下は12日、ウランバートル近郊で、同国の祭典ナーダムの競馬競技を観戦した。子どもたちが馬に乗り、大草原を疾走する様子に拍手を送った。
ナーダムには、相撲、競馬、弓、羊のくるぶしの骨を的に当てるシャガイの競技がある。優勝者は国民の尊敬の的となるという。
両陛下はフレルスフ大統領夫妻の出迎えを受け、競馬会場へ。移動式住居型の「ゲル」内で歓談した。その後、両陛下と大統領夫妻が観戦場所まで移動し、5歳馬のレースを観戦した。
100頭以上の馬に子どもたちが騎乗し、20キロ以上を走るレースで、両陛下は双眼鏡も使い、ゴールに向かう場面を観戦。天皇陛下は時折カメラを構えていた。