Smiley face
写真・図版
オマーンのジーヤザン殿下との会見に臨んだ天皇陛下=2025年4月9日午前11時2分、皇居・御所「小広間」、代表撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 天皇陛下は9日、皇居・御所の小広間で、大阪・関西万博のために来日したオマーンのジーヤザン王子と約20分間会見した。ジーヤザン王子は国王の長男で事実上の皇太子。今回が初対面だったが、宮内庁によると通訳を介して和やかに懇談したという。

 同庁によると天皇陛下は、皇太子時代の1994年、皇后さま(当時は皇太子妃)と共にオマーンを訪問した際、温かく迎えられたことへの謝意を伝え、王子からは「両陛下で再びオマーンを訪れて欲しい」との言葉があったという。

  • 【写真まとめ】天皇陛下65歳に 参賀に笑顔、5年ぶりに宴会の儀

 また、天皇陛下は94年の訪問時に、当時の国王から贈られたアラブ馬についても言及したという。この馬は「アハージージュ」(歓喜の歌)と名付けられた雌馬で、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは、同庁御料牧場(栃木県高根沢町)で「面会」するなど慈しみ、日本で生まれた子馬には「豊歓(とよよし)」と命名した。すでに2頭とも亡くなっているが、天皇ご一家は昨年御料牧場に滞在した際、2頭のたてがみとしっぽを埋納した場所で供花していた。

共有