天皇陛下は27日、皇居・御所でアイスランドのハトラ・トーマスドッティル大統領と会見した。同国はジェンダー平等が進んでいる国として知られており、陛下から大統領に対し、その理由を尋ねるなど話題に上ったという。
宮内庁によると、天皇陛下から「アイスランドはいつもジェンダー・イクオリティー(ジェンダー平等)の分野で世界で一番だと聞いているが、どうして実現されているんですか」と質問。大統領は、約50年前に全国規模の女性のストライキが起こったことなどを紹介し、「長年にわたって積み重ねた努力の結果であり、女性の社会進出によって経済も強くなり、教育も良くなった」などと説明したという。
北欧に位置するアイスランドは、世界経済フォーラムが各国の男女格差の状況をまとめた「ジェンダーギャップ報告書」で、長年1位を獲得するなど、ジェンダー平等が進んでいる国として知られている。