イネの種をまく天皇陛下。しゃがみこみ、時間をかけて作業した=2025年4月15日午後3時2分、皇居・生物学研究所脇の苗代、宮内庁提供撮影

 天皇陛下は15日、皇居内の生物学研究所脇の苗代にイネの種もみをまいた。宮内庁によると、5月中旬ごろに田植えをし、9月に稲刈りをする予定。収穫したコメは宮中祭祀(さいし)に使われたり、伊勢神宮に奉納されたりする。

 皇居での稲作は昭和天皇が品種研究や農家の苦労をしのぼうと始めたもので、上皇さま、天皇陛下に受け継がれてきた。この日、陛下は青色のシャツにグレーのズボン姿で、ニホンマサリ(うるち米)とマンゲツモチ(もち米)の種もみ約720粒をまいた。

【動画】皇居の生物学研究所脇でイネの種をまく天皇陛下=宮内庁提供

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