モンゴルを訪問中の天皇陛下は7日、首都ウランバートル市にある市上下水道公社と、トーラ川の地下水を同市に供給しているガチョールト水源を視察した。同市は人口急増に伴って深刻な水不足や水汚染が続いており、水問題をライフワークとして研究する天皇陛下はヘルメット姿で熱心に見て回った。
モンゴルの人口は約354万人(2024年時点)で、半分の約177万人(同)がウランバートルに集中する。水不足に対応するため、ガチョールト地区など、トーラ川の地下水をくみ上げる複数の水源地が設けられたが、現地の水事情に詳しい奥田進一・拓殖大教授によると、今後も人口増が見込まれる中で、新たな水源確保が必要だという。
奥田教授が課題に挙げるのが…