来年1月24日に予定されている「若草山焼き行事」で、多くの観光客らが詰めかける山麓(さんろく)の一部と、奈良県庁横の奈良公園バスターミナル屋上での観覧が有料化されることになった。観客のドミノ倒しなどの事故を防ぐため警備態勢を強化するのが主な目的という。
奈良県や奈良市などでつくる実行委員会が発表した。山焼きの現場に近い約6千平方メートルの「若草山麓ゲート」内(約6千人収容)、バスターミナル屋上(約300人収容)の両エリアでは、観覧料2千円(前売りのみ)を徴収する。ともに、これまでは無料だった。観覧券の発売は11月中旬ごろを予定している。
また、観覧券の一部は、ふるさと納税の返礼品(寄付1万円につき1人分)として申込者に贈る。今月19日から申し込みを受け付ける予定だ。いずれの観覧券も定員に達したら締め切る。
山焼き当日は、午後6時15分から大花火打ち上げの後、同6時半に一斉点火する予定。有料エリアは午後4時から山焼き終了まで設置する。
荒天の場合は中止だが、観覧券の払い戻しはしないという。
詳細は公式ホームページ(https://www3.pref.nara.jp/yamayaki/)で。