体操のNHK杯第3日は18日、パリ五輪代表最終選考会を兼ねて群馬・高崎アリーナで女子の2回目の演技があり、個人総合で宮田笙子(しょうこ)(順大)が3連覇を果たした。4月にあった全日本選手権の得点を持ち点に争われ、合計で217・162点。初の五輪代表を決めた。
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2位に入った16歳の岸里奈(戸田市スポーツセンター)、3位の岡村真(まな)(相好ク)、4位の中村遥香(なんばク)も代表入り。団体戦での高得点が期待される選手を選ぶ残り1枠には、牛奥小羽(うしおくこはね)(日体大)が入った。いずれも初の五輪代表。
3大会連続出場をめざした杉原愛子(TRyAS)は5位に終わり、届かなかった。
「みんなのための方が耐えられる」
大会の開幕前日、宮田の表情は沈みきっていた。「最後まで演技をやりきれるか不安」。先週末の練習で左太ももを痛めていた。
右足かかとの疲労骨折など、これまでもけがを抱えながら戦ってきた。「慢性的な痛みには慣れちゃっている」。ただ、今回は直前のけが。新しいけがは痛みを感じやすいといい、どこまでできるか分からない中で大会は始まった。
しかし、始まってみればなん…