旧ジャニーズ事務所（現SMILE―UP（スマイルアップ）.）の創業者、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと訴える当事者らが21日、子どもの性被害における民法上の時効撤廃を求める署名を各政党に提出した。集まった署名は今年1月からの約4カ月間で6万筆超。
同日会見した「子どもの性被害 時効にNO！」共同代表で元ジャニーズＪｒ．の中村一也さん（37）は「子どもの被害は潜在化しやすい。声をあげやすい仕組みを」と訴えた。
- 旧ジャニーズ問題 被害者と交流をもった子どもたちが願ったこと
現在の民法の規定では、被害者が加害者を知ってから3年または5年が経つと、時効によって損害賠償を請求する権利が消滅し、責任を問えなくなる。また、加害者がわからない場合でも、不法行為から20年行使しないと、損害賠償請求権が消滅する。
中村さんは、15歳の時に性…
