しが県(けん)は、子(こ)どもや若(わか)もののみなさんがいきいきと育(そだ)っていけるように、いろいろとかんがえています。そのために、みなさんのいけんをぼしゅうしています。
「みんなが幸(しあわ)せ(うれしい)と感(かん)じるために、なにが大切(たいせつ)だと思(おも)いますか」
小学(しょうがく)1年(ねん)から30歳(さい)ぐらいまでの人(ひと)。パソコンやタブレット、スマホでおねがいします。このQRコードをつかってね。しめきりは7月(がつ)31日(にち)です。
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このアンケートを実施するのは、滋賀県の子ども・若者政策の総合的な計画「淡海子ども・若者プラン」策定にあたり、子ども自身の声を反映するためという。滋賀県子ども若者審議会の「子ども真ん中企画検討部会」(部会長・野田正人立命館大大学院特任教授)で、その内容ややり方などについて議論してきた。
部会は5月27日と6月18日に開かれた。委員から「子どもが答えやすいように、ほかの子の意見をみて答えられるような仕組みが必要では」との指摘があった。回答用紙には、「あなたの考えを自由に書いて」「または、他の人の答えから、よいと思うものを選んで」と記述した。選択肢は「みんなが笑顔でいられること」「自分の気持ちを聞いてもらえること」など8通りを提示している。
「忙しい教員の負担も考慮を」との意見を受け、児童・生徒に配布されているタブレットを活用する。自宅でパソコンやスマホで回答することもできる。教育委員会などを通じて、公立私立の小中高校、特別支援学校に通知。障害があったり、外国籍だったりする子どもらが回答できるように、その支援団体などにも連絡し、必要なサポートを依頼した。
小学1年生未満については「本人ではなく、保護者の意見になってしまうおそれがある」として、対象から外したという。
「フィードバックとして、寄せられた意見を施策に反映する前に、『受け止めた』という前段階が必要」との指摘もあった。県は8月中旬ごろホームページに結果を掲載し、その後、審議会で議論して、同プランに反映を検討するとしている。
問い合わせは滋賀県子ども若者政策・私学振興課(077・528・3565)。(武部真明)