口コミやインフルエンサーらの感想に見せかけて商品やサービスを宣伝するステルスマーケティング(ステマ)。国は昨秋、法律で規制しましたが、その後もはびこり続けています。そんな現状を調べ、問題提起している大学生たちがいます。
ステマを「知っている」 25% 「知らない」75%
文京学院大学(東京都文京区)外国語学部の渡部吉昭教授(マーケティング)のゼミに所属する3年生4人はこの春、ステマを研究課題に選んだ。
自分たちの生活を振り返ると、毎日のようにSNSを利用し、動画サイトも視聴。インターネット上の口コミなどを参考に買い物をすることも多い。いずれも、ステマ掲載の媒体になっており、身近な問題と感じたからだ。
学生たちはまず、街頭やネット上で、計123人(10歳代~70歳代)にステマを知っているか、尋ねた。「知っている」人の割合は25%で、残る75%が「知らない」と回答。ステマの認知度が十分ではないとの結果がでた。
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