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宝塚音楽学校の卒業式に臨む第110期生=2024年3月1日午前10時16分、兵庫県宝塚市、田辺拓也撮影
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 宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で1日、卒業式があり、110期生39人が正装のはかま姿で式典に臨んだ。

 演劇やダンス、声楽など2年間の学びを終えた卒業生たちは一人ひとり名前を呼ばれ、中西達也校長から卒業証書を受け取った。宝塚歌劇団の劇団員として第一歩を踏み出す。

 宝塚歌劇団では昨年9月、劇団員の女性(25)が死亡。遺族側は上級生らによるパワーハラスメント行為があったと主張し、歌劇団側と協議を続けている。

 歌劇団と音楽学校の理事長を兼任する村上浩爾氏は祝辞の中で「昨年秋に痛ましいことが起き、大変ご迷惑をおかけした。みなさんが安心して舞台に取り組めるよう、改善、改革を進めている。すでに新人公演の見直しなどに着手している。これにとどまることなく、時代に合わないことや組織風土を見直していきたい。つい先日も内部通報窓口を設置した。しっかりと説明するまで、もう少し時間をちょうだいすることにご理解とご協力を頂きたい」と述べた。

 卒業生総代に選ばれた山口市出身の田良結芽さんは「清く正しく美しくの教えを深く心に刻み、誇り高き宝塚歌劇団の生徒として精進して参ります」と決意を述べた。

 110期生は、30日に宝塚大劇場(宝塚市)で開幕する月組公演で初舞台を踏む。(谷辺晃子)

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