答辞を述べる新入生総代の佐藤桜耶さん=宝塚市

 宝塚音楽学校(宝塚市)で18日、入学式があり、第113期生の40人がタカラジェンヌへの一歩を踏み出した。3月にあった入学試験は470人が受験し、倍率は11.75倍だった。

 中西達也校長は「入学は夢の入り口に立ったにすぎない。初心を忘れず品格のあるプロの舞台人をめざしてほしい」とあいさつした。

 歌劇団生徒を代表して専科の万里柚美(ゆずみ)さんが、「同期と助け合い、絆を深めてください。一緒に伝統を引き継いでいきましょう」と祝辞を述べた。

 新入生を代表して栃木県出身の佐藤桜耶(さくや)さんが「お互いを思いやり、切磋琢磨(せっさたくま)しながら精進することを誓います」と答辞を述べた。

 式が終わった新入生は、タップダンスや日本舞踊、演劇などの授業が楽しみ、などと抱負を語った。地元・宝塚市出身の長谷川佳凜(かりん)さんは「町でタカラジェンヌとすれ違うたびに、私も頑張ろうと思ってきた。セリフがある時も、ない時も細かい感情をお届けできる舞台人になりたい」と話した。

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