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 第154回九州地区高校野球大会宮崎県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)の決勝が7日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎であり、宮崎商が聖心ウルスラに9―6で逆転勝ちし、3季ぶり13回目の優勝を果たした。3位決定戦は日南学園が小林西を下した。宮崎商は20日から佐賀市である九州大会に出場する。

 宮崎商は、中盤に集中打を見せて一気に逆転した。4点を追う四回。敵失で得た好機を逃さず、平尾将竜選手(3年)の左前安打など計5長短打を集めて、大量点に結びつけた。

 宮崎商のこの冬の課題は、新しく導入された低反発のバット対策だった。従来の下半身強化の走り込みだけでなく、上半身のトレーニングを取り入れ、ボールを強くたたくことを意識してきたという。橋口光朗監督は「四回の打線のつながりに、その成果が出たと思う」と選手をたたえた。

 谷口真主将は「夏に向けてスタートラインに立ったばかり。ますます練習して九州大会に乗り込みたい」と話した。(石川雅彦)

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