抽選会でくじをひき番号を読み上げる選手=2025年6月18日午前11時6分、宮崎市のひなた武道館、奥正光撮影

 第107回全国高校野球選手権宮崎大会(朝日新聞社、宮崎県高野連主催)の抽選会が18日にあり、参加45チームの組み合わせが決まった。

 昨夏の全国選手権大会の代表で、今春の九州大会にも出場した宮崎商は初戦で高鍋と対戦する。過去に夏の甲子園準優勝の実績がある延岡学園の初戦は延岡商との顔合わせ。これまで春夏あわせて甲子園で14勝を挙げている日南学園は延岡星雲と初戦を戦う。

 大会は7月5日に開幕し、順調に進めば同26日に決勝がある。

宮崎大会の展望(前年優勝校 宮崎商 前年参加チーム数46)

 今春の県大会を制した宮崎商、準優勝の延岡学園、5月の県選手権優勝の日南学園を中心に、熾烈(しれつ)な争いが見込まれる。

 宮崎商は春の準決勝までの5試合で2桁得点を挙げる攻撃力を発揮。5月の招待野球では、選抜大会を制した横浜に敗れたものの、1番打者の日高有希也が4安打を放つなど、巧みな打撃を見せつけた。延岡学園は最速153キロ右腕の藤川敦也が柱。打線は主将の有川類司らの振りが鋭い。日南学園は4番打者の蔡韋辰らの打力が上向きつつある。

 一歩抜け出したようなチームは見当たらず、富島や宮崎第一なども頂点を狙う力がある。

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