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富山第一、三回表2死満塁、福田の中前適時打で二塁から佐伯が生還、9点目を挙げる=2024年9月29日午後2時33分、富山市民球場、前多健吾撮影
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 第77回秋季富山県高校野球大会(県高野連など主催)は29日、富山市民球場で決勝があり、富山第一が15―1で富山北部を破り、3年ぶり8回目の優勝を果たした。3位決定戦は高岡第一が勝った。富山第一、富山北部、高岡第一は来月、石川県である北信越地区大会に出場する。(前多健吾)

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 富山第一の先発、和泉詩大(しいた)投手は、粘り強さで定評がある富山北部打線を相手に、7回を4安打1失点に抑え、勝利に貢献した。「内外角のコースにしっかり投げることを意識した。自分の投球ができた」と振り返った。野口仁監督は「ストライクが先行し、いい投球だった」とほめた。

 背番号は9だが、エースナンバーの岩寺翔義投手とともに、投手陣を支える2本柱の1人だ。岩寺投手は直球を中心に力で押すのに対し、和泉投手はスライダー、カーブなど変化球の制球に自信を持ち、打たせて取る。タイプの違った2人で県大会優勝にたどり着いた。

 北信越地区大会は来月12日から。野口監督は「2人を軸に勝ち上がりたい」。和泉投手の目標は選抜大会出場。「優勝して甲子園に行きたい」と話した。(前多健吾)

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