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 「多くの小学校で、4年生以上の時間割が毎日6時間になっているのは大変すぎる」。そう考えた大学教授や小学校の教員らが、授業時数を分析する本を出版した。年内にも新学習指導要領の議論が中央教育審議会で始まるのを前に、時数を考えるガイドラインも示した。

 本は「学校の時数をどうするか 現場からのカリキュラム・オーバーロード論」(明石書店、税抜き2400円)。東京学芸大の大森直樹教授(教育史)の編著で、著者は今春まで兵庫県芦屋市立小学校教諭だった永田守さんと、北海道滝川市立小学校教諭の水本王典(きみのり)さん、神奈川県鎌倉市立小学校教諭の水野佐知子さんだ。

 カリキュラム・オーバーロードは、教育課程の過積載を意味する。大森教授によると「国の教育課程基準に基づき学校が定めた教育課程の時数と内容が過多になっていて、子どもに過大な負担がかかっている状態」という。

■「子どもがなかなか学校から…

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