小林製薬(大阪市)の製造した紅麴(こうじ)成分を含むサプリメントが原因と疑われる健康被害が多発している問題を受け、同社が来春に入社する新卒社員の採用活動を中止したことが3日、分かった。同社は「社会にご迷惑をおかけしている現状を考えて、総合的に判断した」としている。
同社によると、例年と同規模の新卒約80人(グループ会社を含む)を採用する予定だった。選考中の就活生には3月29、30日に、対面のほか就活サイトを通じるなどして、採用の中止を伝えたという。
再来年の春入社の新卒採用については、再開を検討しているという。
同社は今月1日に大阪市内の…