Smiley face
写真・図版
自民党総裁選に立候補する意向を表明する小林鷹之・元経済安保相=2025年9月11日、国会内、岩下毅撮影

 初めて挑み9人中5位に食い込んだ昨年の総裁選の投開票直後、次回への意欲を問われた小林鷹之・元経済安全保障相(50)=旧二階派=はためらいなく即答した。「挑戦します。チャレンジャーですから」。言葉通り、16日午後、立候補の表明会見に臨む。

 前回は真っ先に名乗りを上げ、「当選4回、40代」の若さと「コバホーク」の愛称をアピール。党の刷新を求める中堅・若手から期待を集めた。「5期、50歳」で迎える今回は「党の再生にとってラストチャンス」と位置づける。

  • 異例のフルスペック型「つまりは人気投票」 総裁選、党員票の行方は

 東大法学部出身。在学中は「肉体的にあんなにきついことはない」と振り返るボート部での活動に打ち込み、徹底的に自分を追い込んだ。

 留年を経て卒業後、大蔵省(現財務省)に入り、米ハーバード大院に留学するなどエリートコースを歩み、民主党政権だった2010年、自民党の衆院千葉2区支部長の公募に出願。自民が政権復帰を果たした12年の衆院選で初当選した。

高市氏との「大同連立」望む声も

 官僚出身で政策実務能力の高…

共有