小泉進次郎農林水産相(44)は12日、自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に立候補する意向を固め、周囲に伝えた。13日に地元の神奈川県横須賀市で支援者と意見交換し、来週中に記者会見を開く方向で調整している。
小泉氏は衆院神奈川11区選出で当選6回。2009年の衆院選に父で元首相の純一郎氏の後継として立候補し、初当選した。第2次安倍政権の19年に環境相として初入閣し、今年5月に失言で辞任した江藤拓氏の後を受けて農水相に就任。コメの価格高騰対策の対応に当たってきた。
昨年の総裁選にも立候補し、国会議員票ではトップに立ったものの、党員票で伸び悩み、3位に終わった。今回の総裁選では同じ神奈川県選出で関係が深い菅義偉元首相(76)や、菅氏に近い国会議員のグループを中心に支持拡大を図る。
総裁選にはすでに茂木敏充前幹事長(69)が記者会見を開いて立候補を表明し、小林鷹之元経済安全保障相(50)も立候補の意向を明らかにしている。高市早苗前経済安保相(64)と林芳正官房長官(64)も立候補の意向を周囲に伝えている。