弾劾(だんがい)訴追案の可決を受け、国民向けの談話を発表する韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=2024年12月14日、韓国大統領府提供

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」をめぐる憲法裁判所での弾劾(だんがい)審判について、尹氏の弁護団は12日、14日に予定されている初弁論に尹氏は出席しないと明らかにした。捜査当局が拘束令状を「違法な方法」で執行しようとしており、身辺の安全が懸念されるためだとしている。

 弁護団は「大統領が出席するためには、身辺の安全と警護問題が解決されなければならない」とし、「問題が解決されればいつでも出席する予定だ」としている。

 尹氏は昨年12月3日に非常戒厳を出した後、同14日に国会で弾劾訴追された。尹氏の罷免(ひめん)の可否を判断する憲法裁での弾劾審判は同27日から弁論準備手続きが始まり、今月14日に初弁論が予定され、現時点で初弁論を含め2月4日まで計5回の弁論期日が指定されている。

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