山形中央―聖光学院 七回、山形中央は奥山の適時打で二塁走者の武田が生還し、1点をかえす=2024年10月18日、ヨークいわきスタジアム、坂田達郎撮影

 第77回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高校野球連盟主催、朝日新聞福島総局など後援)は18日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムで準決勝があり、山形中央は聖光学院(福島)に1―7で敗れた。

 雨でマウンドがぬかるむ中、山形中央のエース小坂楓投手(2年)の投球に狂いが生じた。

 三回に安打や四球で走者をため、連続適時打で2失点。四回は四球の走者2人の生還を許し、五回は2本の適時打で2点を失った。

 直球にきれがなく、変化球の制球が定まらない。1失点で完投した2回戦、準々決勝とは程遠かったが、「相手打者が上だった。冬に体づくりを徹底したい」と前を見すえた。

 白崎謙監督は「適時打で1点をかえし、さらに食らいつきたかった。3勝したことを自信にしながら、課題を一冬かけて克服したい」と話した。

 今大会の成績は、東北に3枠ある来春の選抜大会出場校を決める判断材料になる。(坂田達郎)

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