「岩見沢ねぶた祭」が31日~9月1日、JR岩見沢駅前で開かれる。3年前にねぶたの練り歩きが20年ぶりに復活して、この夏で4年目。風物詩として定着してきた祭りはどう生まれたのか。
今年のねぶたのテーマは「熊射(う)ち物語」。開拓初期にクマ撃ちのハヤトがクマのハナコを幾春別川で撃ちたおしたという民話がモチーフだ。幅約4メートル、高さ約1・8メートル。クマに向かって銃を構える猟師を勇壮につくりあげた。実行委員長の阿部隼さん(21)は「青森のまねだけではない、岩見沢のオリジナルにこだわった」と話す。
今年は「青森ねぶた祭」のハネト集団が初参加。阿部さんは「市民のみなさんもいっしょに跳ねて欲しい」と呼びかける。
岩見沢ねぶたは、北海道教育大岩見沢校(岩教大)の学生を中心とする実行委が主導する。始まったのは2018年、青森市出身の藤本悠平さん(24)の呼びかけがきっかけだ。
美術文化専攻の藤本さんは…