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「榛原こども園」(仮称)の外観イメージ図=奈良県宇陀市提供
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 奈良県宇陀市は、榛原地域の2幼稚園と1保育園を統合した「榛原こども園」(仮称)を市中心部に2026年4月に開設する計画を進めている。ただ、建設地は宇陀川沿いで、洪水時に浸水が想定される区域だ。市民からは安全性への不安や、対策の徹底を求める声が出ている。

 市によると、この幼保連携型認定こども園は、近鉄榛原駅近くの商業地に建設。約6800平方メートルの広い敷地に、鉄骨2階建て延べ床面積3420平方メートルの施設を整備する計画だ。

保育士らが子どもたちを見守りやすいよう、建物をコの字形にして園庭を囲う。図書コーナーや、ひさし付きの広いウッドデッキがある。雨の日でも部屋の外で遊ぶことができる。園の定員は0~5歳児の180人を予定している。

 施設2階には、妊娠期から出産、子育て期を切れ目なく支援するためのこども家庭センターを併設し、子育ての相談や講座などを実施する。

市長は「安全」強調

 なぜ、市中心部に設置することになったのか。

 市によると、榛原幼稚園、榛…

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