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わらで作られたゴジラの頭部(TM&©TOHO CO.,LTD)=2024年11月7日午前10時42分、福岡県筑前町、山本壮一郎撮影
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 高さ10メートル、重さ5.7トンのゴジラが福岡県筑前町に出現している。

 その正体はわらでつくったかかし。鉄骨や角材、竹でできた骨組みに「とば編み」と呼ばれる編み込んだわらで肉付けした。地元では「巨大わらかがし」と呼ばれる。

 町おこしグループ「筑前町若者(わっかもん)会」を中心に高齢者から中学生まで約300人が参加し、1カ月半かけて完成させた。例年の2.5倍のわらを使い、過去最大の「わらかがし」が誕生。ギネス世界記録にも「わらでつくった最も大きいフィクションのキャラクター像」として認定された。

 筑前町では2015年から毎年、イノシシや零戦、ティラノサウルスや大仏など題材を変えて巨大わらがかしを制作してきた。今年、ゴジラを選んだのには理由がある。

 昨年公開され、日米で大ヒットした映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」。その撮影で使われた旧海軍の試作戦闘機「震電(しんでん)」の模型が、同町の大刀洗平和記念館に展示されているためだ。

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 ゴジラは来年2月下旬まで、同町にある「安の里公園ふれあいファーム」にいる予定。年内は5のつく日の夜に、ライトアップもされる。(山本壮一郎)

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