韓国南西部の光州市で18日、民主化を求める学生や市民を軍が弾圧した「光州事件」から44年を迎えたのを機に、追悼式典が開かれた。光州は民主化運動の流れをくむ進歩(革新)系の地盤で、歴代の保守系政権は式典を縮小する傾向があったが、保守系の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は3年連続で出席。「光州の熱い連帯が、大韓民国が自由と繁栄を成し遂げる土台となった」と述べた。
光州事件は現在では「5・18民主化運動」と呼ばれ、1987年の民主化につながる重要な節目と位置づけられている。死者・行方不明者は240人以上に上るとされる。
尹氏は「政治的な自由は広が…