(19日、春季広島県高校野球大会1回戦 広島商4―2総合技術)
春の選抜大会で8強入りした広島商は19日、春の広島県大会初戦で総合技術に4―2で辛勝し、白星スタートを切った。広島商は三回に2点を先制したが、追加点を奪えないまま六回に同点に。九回に2点を加えて、逃げ切った。
広島商の先発は、選抜8強の原動力となった右腕、大宗和響投手(3年)。背番号10をつけながら、7イニングを三者凡退に抑え、5安打10奪三振で完投した。打線は何度も好機を作ったが、要所を締められた。2―2の同点で迎えた九回表にようやく打線がつながり、2点を勝ち越した。
総合技術は県内の実力校で、昨年夏の広島大会は8強に進出。2011年には、創部6年で春の選抜大会に初出場している。
広島商の西村銀士主将(同)はこの日の試合後、「ボール球を振ったり、相手投手を助けたりするような打撃になっていた。打撃練習を徹底し、優勝を目指したい」と話した。