広島商―如水館 七回2死一、三塁、広島商は名越の適時打で、三走・三田が生還=2024年10月6日、電光石火、遠藤花撮影

 秋季広島県高校野球大会の決勝が6日、同県三次市の電光石火きんさいスタジアム三次であり、広島商が如水館との接戦を4―3で制し、3年ぶりの秋の県大会優勝を果たした。3位決定戦は盈進が広島新庄に長打を許さず、5―1で勝利した。広島商と如水館、盈進の3校は、25日から島根県で始まる中国地区大会に出場する。(遠藤花)

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 (6日、秋季広島県高校野球大会決勝 広島商4―3如水館)

 公式戦初の先発登板となった如水館の高橋修梧投手(2年)。「後ろには仲間が控えている。全力で投げよう」と、強豪の広島商打線に立ち向かった。一回表、幸先良く2死を取る。だが、内野安打で走者を出すと、次打者に甘い変化球を中前に運ばれ、先制された。

 チームはその裏、4番・兼本盛龍選手(同)の2点適時二塁打で逆転したが、三回に追いつかれ、その後も追加点を許した。七回に3連打を浴びて4点目を奪われると降板した。「疲れが出てしまいました。広島商打線は隙がない。甘いところにいくとすぐ打たれた」

 「悔しさもあるけど、楽しい試合だった。何より課題が見つかった」と高橋投手。体力と制球力を磨き、この日の決勝のような大事な場面で、登板させてもらえる投手になる。そう目標を定めた。(遠藤花)

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