愛媛県

 廃炉作業中の四国電力伊方原発1号機(愛媛県伊方町)で、燃料の核分裂反応を抑える役割があるホウ酸水が漏れているのが見つかった、と県が4日発表した。環境への影響はないとしている。

 四電によると、4日午前0時半ごろ、パトロール中の運転員が1号機の配管の弁から漏れているのを見つけ、県に報告した。漏れたホウ酸水は約140ミリリットル、放射能量は43ベクレルと、国への報告基準(370万ベクレル)は下回っているという。

 1号機は2017年から廃炉作業が続いており、現在は原子炉格納容器内に核燃料や使用済み核燃料は残されていない。同機のホウ酸水は段階的に減量し、処理している途中だという。

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