御嶽山の周辺の地形を観察する参加者たち=2025年8月6日、長野県王滝村、地震火山地質こどもサマースクール実行委員会提供

 「御嶽山はなぜ大きいのか」「これからも大きくなるのか」。国内の活火山では富士山に次ぐ高さの御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の謎を探究するイベントが8月上旬、ふもとの長野県木曽地域であった。小中高校生の37人が、観察や実験を通じて導いた答えは――。

 「ところで、御嶽山は本当に大きいと言えるのでしょうか」

 あるチームはこんな問いを投げかけて発表を進めた。計6チームが登壇し、火山の成り立ち、地域の暮らしなど様々な側面から解説した。

 「御嶽山はこれからも大きくなるのか」という問いには「噴火してもっと大きくなる」「雨などに侵食されて小さくなる」と、両方の予測が飛び出した。

参加者がグループごとに発表した=2025年8月6日、長野県木曽町文化交流センター、高木文子撮影

疑義があっても「ん?と思ったのは…」と切り出す専門家

 「地震火山地質こどもサマー…

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