平安後期から鎌倉初期の歌人の藤原俊成(しゅんぜい)、定家(ていか)親子の流れをくむ冷泉家(京都市上京区)で29日、旧暦の七夕の儀式「乞巧奠(きっこうてん)」があった。牽牛(けんぎゅう)(彦星(ひこぼし))と織女(しょくじょ)(織姫)の二つの星に和歌などをささげて技芸上達を祈った。
冷泉家は京都御所の北にあり、住宅は現存最古の公家屋敷(国重要文化財)。その庭に「星の座」と呼ばれる祭壇を設け、五色の布や糸、ウリやナスを並べた。雅楽の演奏に続き、和歌を朗詠する披講があった。最後は、天の川に見立てた白い布をはさんで男女が恋の和歌を交わした。
冷泉家の乞巧奠(きっこうてん)で、白絹の天の川の対岸に牽牛(けんぎゅう)と織女に扮した男女が座り、歌を取り交わした=2025年8月29日午後7時36分、京都市上京区、新井義顕撮影
冷泉家の乞巧奠(きっこうてん)で、白絹の天の川の対岸に牽牛(けんぎゅう)と織女に扮した男女が座り、歌を取り交わした=2025年8月29日午後7時35分、京都市上京区、新井義顕撮影
牽牛(けんぎゅう)と織女に扮した男女の間に、白絹の天の川が敷かれた=2025年8月29日午後7時21分、京都市上京区、新井義顕撮影
冷泉家の乞巧奠(きっこうてん)でやまと歌を朗詠する人たち=2025年8月29日午後6時47分、京都市上京区、新井義顕撮影
冷泉家の乞巧奠(きっこうてん)は雅楽の演奏で始まった=2025年8月29日午後6時13分、京都市上京区、新井義顕撮影
小さいあかりだけで照らされた冷泉家の乞巧奠(きっこうてん)=2025年8月29日午後6時56分、京都市上京区、新井義顕撮影
冷泉家の乞巧奠(きっこうてん)で、歌を書く織女に扮した女性=2025年8月29日午後7時25分、京都市上京区、新井義顕撮影