表彰式後のミーティングを終え、記念撮影をする作新学院=2024年9月7日、宇都宮市文化会館、作新学院提供

最後のコンクールを終えて

 地元で開催される全日本吹奏楽コンクールへ、17年ぶりの全国大会出場を目指した作新学院高校(栃木)の挑戦が終わった。

 全国大会の会場と同じ、宇都宮市文化会館で7日に開かれた東関東吹奏楽コンクール高校の部A部門。表彰式で、代表として呼ばれた3団体の中に、「12番、栃木県代表、作新学院高等学校」はなかった。

  • 【結果】東関東吹奏楽コンクール

 それがわかった瞬間、あざやかな青いブレザーに身を包んだ作新学院の部員たちは泣き崩れる。ステージ上にいた部長の宮田心春(こはる)さんとコンサートミストレスの栗田百逢(もあ)さん(いずれも3年)も、こらえきれず大粒の涙を流した。

 宮田さんは、中学1年生の頃から作新学院の吹奏楽部にあこがれ続けていた。入部してからは、全国大会への思いも人一倍強かった。

 油断すると、悔し涙があふれ…

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