秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さま(18)が18日、東京都文京区の筑波大学付属高校の卒業式に出席した。
濃紺のスーツにネクタイを身につけた悠仁さまは、記者団から「おめでとうございます」などと声をかけられると、「ありがとうございます」とにこやかに応じた。高校生活については「授業や課外活動など充実した3年間を過ごすことができました」と振り返り、「先生方や友人たちをはじめとするお世話になった方々に深く感謝申し上げます」と語った。
宮内庁によると卒業式では卒業生一人一人の名前が呼ばれ、悠仁さまは「秋篠宮悠仁」と呼ばれると返事をして起立した。保護者として式に出席した秋篠宮ご夫妻は、終了後に感想を公表。悠仁さまが「有意義な日々を過ごすことができたようです」とし、「教職員の方々のお導きと大勢の良き友人たちに恵まれたおかげであると思います」とつづった。
悠仁さまは幼稚園から中学校まで、東京都文京区のお茶の水女子大学の付属学校園に通い、筑波大付属高に進学した。クラス替えがないため3年間同じクラスで過ごし、「のびやかに充実した高校生活を送られた」という。3年生の初夏までは1週間のうち半分程度はバドミントン部の活動を楽しみ、学外の大会に出場したこともあった。
学校行事では沖縄県への修学旅行やスポーツ大会などに参加。昨年9月の文化祭では、クラスメートと協力して耐熱れんがを組み上げた石窯を試行錯誤の末に作り上げ、その中で焼いたピザの販売に挑戦した。うまく焼けた時、クラスメートと達成感を味わったという。
卒業に伴い、19日には皇居・宮中三殿を参拝し、天皇、皇后両陛下にあいさつをするため御所も訪れる。筑波大学生命環境学群生物学類への進学が決まっており、4月5日につくば市の同大学で入学式がある。