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日本赤十字社に出勤した天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2024年4月1日午前9時53分、東京都港区、代表撮影
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 天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが、理想の関係や就職についての思いを文書で明かした。つづられていた思いとは。

 愛子さまは日本赤十字社(東京都港区)への就職にあたり、宮内記者会からの質問に回答する形で、宮内庁を通じて2日に文書を公表した。

  • 【全文】愛子さま、日赤を選んだ理由、理想の関係を明かす

 文書によると、就職先として日赤を選んだきっかけは天皇、皇后両陛下とともに同社からの進講を受けたことや、昨年、関東大震災から100年の節目にあたり同社で開催された企画展を視察したことだったという。国内外の災害救護活動や人道危機に対する救援活動、社会福祉事業などに取り組む日赤の役割の大きさを実感し、「社会に直接的に貢献できる日赤の活動に魅力を感じ」て、両陛下に相談したという。

 かねて、両陛下や上皇ご夫妻をはじめとする皇室の活動から、皇室の役目の基本は「困難な道を歩まれている方々に心を寄せる」ことだと認識し、ボランティア活動全般や、福祉活動に徐々に興味を抱くようになっていったという。学習院大学在学時には福祉に関する授業を履修。「公務以外でも、様々な困難を抱えている方の力になれる仕事ができれば」と、福祉関係の仕事に就きたいと考えるようになったという。

 愛子さまは日赤に勤務する傍らで、成年皇族としての公務にも取り組むが、現在の皇室典範では皇族以外の男性と結婚した場合、皇室を離れることになる。

 文書では、結婚観についての…

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