東幡豆海岸に現れる「トンボロ現象」=2025年4月11日午前9時39分、愛知県西尾市、ドローンで小玉重隆撮影

 ドローンで約100メートルの上空から見下ろすと、無人島へつながる1本の細い道が現れた。

 愛知県西尾市の東幡豆海岸で見られる「トンボロ現象」だ。海底の浅瀬が現れて陸地と島がつながる自然現象で、1日におよそ2回、干潮時に見られる。海外では、フランスの世界遺産「モン・サン・ミッシェル」などが有名で、国内では神奈川県藤沢市の江の島や、香川県・小豆島でも見られる。

 東幡豆海岸は、三河湾有数の潮干狩りスポット。8月ごろまで、週末になると大勢の潮干狩り客でにぎわう。ただし、潮の満ち引きの具合によっては、無人島の前島へ歩いて渡ることができないときもあるので注意が必要だ。

東幡豆海岸に現れる「トンボロ現象」=2025年4月11日午前9時35分、愛知県西尾市、ドローンで小玉重隆撮影

共有
Exit mobile version