Smiley face
写真・図版
「第35回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」の開会式で手話であいさつする眞子さま(小室眞子さん)=2018年8月、東京・有楽町、山本裕之撮影

8月30日(2014年)眞子さま(小室眞子さん)手話デビュー

 2014年のこの日、秋篠宮家の長女眞子さま(小室眞子さん)が第31回全国高校生の手話によるスピーチコンテストに出席し、手話を初披露した。当時22歳。側近からは、眞子さまは手話を学び始めたばかりと聞いていたが、感情豊かな表現ぶりに会場では大きな拍手がわいていた。

 コンテストは全日本ろうあ連盟や朝日新聞厚生文化事業団などの主催で、母親の紀子さまが第8回の1991年から毎年出席してきた。最初の出席のとき、紀子さまは眞子さまを懐妊中で、その2カ月後に眞子さまが誕生。お二人とコンテストには縁のようなものがあると、記者は感じる。

 手話デビューの日。眞子さまはあいさつを手話でスタートし、「みなさまにお会いできましたことを大変うれしく思います」と語った。さらに「わたくしは現在、手話を学び始めたばかりです」と続けた後、そばにいた手話通訳の女性に「しばらくの間、手話通訳にお願いします」と頭を下げ、手話を中断。用意した紙を見ながら、あいさつを続けた。

 「手話や文字、映像などによる情報アクセスの普及が、人々の生活や文化の向上にとって非常に重要だと思います」「聴覚に障害のある方々への理解がより深まっていくことを期待しております」。そして、最後に「この後は手話であいさつさせていただきます」と手話を再開し、「自分の思いや考えを豊かな手話で表現していただきたいと思います」と出席者に呼びかけた。

 約4分半のあいさつのうち、手話は1分半ほど。ほっとしたような笑顔が印象に残っている。

 紀子さまは学生時代に手話を…

共有