名古屋市教育委員会は22日、市立小中学校などに対して、私用端末での児童・生徒の撮影を禁止することや、児童・生徒が活動する場所への私用端末の持ち込みを原則、禁止する通知を出したと発表した。通知は18日付。
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教員が女児の盗撮画像などをSNS上のグループチャットで共有していたとされる事件を受け、市教委が対策を検討していた。学校の備品であるデジカメなどを利用する場合も、教育活動で本当に必要かどうか検討し、撮影機会を精選することを定めた。
不適切な事例を見つけた場合、速やかに校長や市教委に報告するよう求めている。通知は終業式のあった18日に、市内の小中学校のほか、高校、幼稚園、特別支援学校の計415校園に対して行った。
また、市教委は22日、盗撮事案に関する調査委員会を発足させた。弁護士2人と大学教授から成り、月内にも活動をスタートさせる。
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