11月、東京都渋谷区のタワーレコードのK-POPコーナー
2023年1月27日12:00(日本時間)
最初のコンパクト ディスクのリリースから 40 年が経った今でも、オンライン ストリーミング サービスが急増しているにもかかわらず、日本では CD の売り上げは健在です。
CD全盛期には他の音楽フォーマットに比べて使いやすさが評価されていましたが、今ではファンがアーティストを応援する手段として購入されたり、コレクターズアイテムとして珍重されたりする傾向にあります。
ビリー・ジョエルの「52nd Street」と大滝詠一の「A Long Vacation」は、1982 年 10 月 1 日に日本でリリースされた最初の CD の 1 つです。
直径 12 cm の CD は、通常直径 30 cm のビニール レコードを最終的に追い越すことになる一般的なアナログ オーディオ形式よりもコンパクトで軽量でした。
コンパクト ディスクのもう 1 つの利点は、テープやビニールなどのアナログ オーディオ ソースに関連するパチパチ音、ポップ音、ヒス音の問題がフォーマットによって解決されたことです。
Philips と Sony は CD 技術の開発に関与し、フォーマットの仕様をめぐって格闘しました。 フィリップスは、CD に 60 分間の音楽を録音し、直径 11.5 cm の CD を求めていました。 一方、ソニーは、ベートーベンの交響曲第 9 番を 1 枚のディスクに収録できるように、直径 12 cm で 75 分の音楽を収録できるフォーマットにする必要があると主張しました。

直径8センチのミニオーディオCDが入ったケース
8cmディスクやより忠実なオーディオを保持できるBlu-spec CDなど、他のタイプのコンパクトディスクが長年にわたって開発されてきましたが、標準ディスクは元の仕様が確立されてから変更されておらず、フォーマットはまだキックされています. 40年。
ソニー・ミュージックスタジオ東京副社長の中山博文氏は「当初決めていたスペックが間違っていなかったことが証明された。 「人の耳に合う音質。 だからこそ、長く愛され続けています。」
日本レコード協会(RIAJ)によると、CD市場は1987年にアナログレコードを追い抜き、1998年には約5,878億円のピークを迎えた。 2021年の市場規模は約1,232億円で、ピーク時の約5分の1。
近年、ストリーミング音楽サービスが世界中で人気を博している中、日本ではCDなどの物理的な音楽フォーマットの魅力が続いています。
全米レコード協会のデータによると、コンパクト ディスクとレコードは、2021 年の米国の音楽収益の約 10% を占めました。 対照的に、日本では CD やレコードなどの物理フォーマットが約 70% を占め、デジタル フォーマットに比べて 2 倍以上になっています。
音楽チャートを席巻するポップ スターや K-POP グループのファンを魅了するために、音楽レーベルはジャケットやトラック リストが異なる複数のバージョンの CD をリリースしたり、イベント チケットを同梱したりすることがよくあります。
一方、ストリーミングサービス以外の楽曲を収録したCDは、中古市場で高値で取引されています。
タワーパワー
タワーレコードは時代に合わせて店舗のレイアウトを変えてきた。 当初、この小売チェーンは同じセクションで CD とレコードを販売していましたが、1988 年頃までに、ほとんどのビニールがコンパクト ディスクに取って代わられました。
1990年代は豊富な品揃えと幅広いジャンルのメガストアを中心に展開していたが、2000年代になると全国のショッピングモール内に小規模店舗を展開し、日本の人気アーティストを中心に展開。
2010 年代の初めから、このチェーンは熱心なファンをターゲットにして、人目を引く看板や、買い物客が自撮りできるコーナーを用意してきました。 店舗によっては、ミュージシャンがミニコンサートを開催できるステージも。
「特に日本では、消費者は音楽以外の理由で CD を高く評価しています。 「市場はまだ存在する」