美しいガラス瓶と色付きの液体で作られたストームグラスは、ライトアップすると幻想的に見えます。
2023年3月16日 10:30 日本時間
フワフワした白い結晶が液体の中に沈み、日々形を変えていきます。 ストーム グラス、またはウェザー グラスは見た目がとても美しいので、家の装飾品として人気の骨董品になりつつあります。
ストーム グラスは、19 世紀のヨーロッパで天気予報ツールと見なされていました。 当時の船乗りは、航海中、船上にある防風ガラスの結晶の形から天気を予言していたと言われています。
ストーム グラス内の液体は、樟脳、硝酸カリウム、塩化アンモニウムなど、さまざまな化学物質の溶液です。 気温の変化などによって、溶液中の物質が結晶化し、葉脈や雪の結晶など、さまざまな形に変化します。 しかし、どのような条件でどのような形が現れるかなど、形と天候の関係はよくわかっていません。
山田ゆりが東京でストームグラスのワークショップを開催。

ストーム グラスの白い結晶は、天候によって形を変えます。
「ストームグラスの魅力の一つは、とても神秘的であることです。 家庭で科学の素晴らしさを体験できます」と山田氏は語った。

山田ゆり
東京生まれの山田さんは、幼い頃からものづくりが好きでした。 新型コロナウイルスの影響で時間ができてからストームグラスを作り始めました。 現在は、自身の名前「Yuri」とサンタクロースを組み合わせた「Santayuri_su」というアーティスト名で、ストームグラスや芳香剤を作るワークショップを行っている。 (彼女の誕生日は12月25日です。)
ストームグラスは謎が多いですが、作り方は意外と簡単。 山田さんに教えてもらいました。
まず、樟脳を無水エタノールに溶かし、塩化カリウムと硝酸アンモニウムの溶液と混ぜます。 液体混合物内に白い結晶が形成されます。 容器を熱湯のボウルに入れ、混合物をかき混ぜます。 空のボトルなどの容器に液体を注ぎ、密閉すると、ストームグラスが完成します。
取り扱いによっては危険な薬品もあるので注意が必要です。 子供や初心者は、化学薬品を自分で混ぜるよりも、アマチュア向けのワークショップに参加することをお勧めします。
「化学物質の量を変えると、結晶の形成が異なります。 試行錯誤が楽しいですね」と山田さん。

一輪挿しで作ったストームグラス、右、小さな香水瓶
ボトルに入れる前にアルコールインクを混ぜて着色することもできます。 溶液にライトを当てると、結晶がさらに幻想的に見えます。
色を追加するには、溶液をボトルに入れる前にアルコールインクを混ぜます。
山田さんは、ストームグラスを飾るのに最適な場所として、家の玄関やトイレを勧めています。 ストームグラスをよく見える場所に置いて、結晶の変化を観察するのも楽しいです。
「極寒の冬の朝も、憂鬱を吹き飛ばしてくれます。 興味深いです [try to] 結晶の形から天気を予測します」と山田氏。

ストーム グラスの 2 つの溶液を混合すると、白い結晶が生成されます。
ボトルの形状が重要
ストームグラスは、空のジャム瓶でも、どんなガラス容器でも作ることができます。 ただし、インテリアとして楽しみたい場合は容器の形にこだわりましょう。
山田さんのおすすめはエジプト産の香水瓶で、金色の縁取りとボディに描かれた繊細な模様が華やか。 ランプ、ゾウ、ラクダなど、さまざまな形があります。 探しているだけでも楽しいです。 山田氏によると、オンラインショッピングサイトで購入できる。
ストームグラスは家の装飾品でも作れます。 溶液を壁掛けの一輪挿しに注ぎ、その上にビー玉を接着して密閉します。 出来上がり — 珍しいストーム グラスを窓際に吊るすことができます。
「お気に入りのストームグラスを作ってみませんか?」 山田は言った。

エジプトの香水瓶で作ったストームグラス