奈良で狂言面「武悪」を手に狂言の魅力を語る茂山忠三郎。
2023年3月2日 10:30 日本時間
奈良 — 狂言師の茂山忠三郎は、2月下旬に奈良の薬師寺で演武で「魚説法」を説明する講演会を開催しました。
薬師寺まほろば塾主催、読売新聞社主催の月例講座「笑い」には約80名が参加。 アカデミーでは、日本人の美しい精神と日本の豊かな文化を伝えることを目的とした講義とセミナーを提供しています。
茂山大蔵流40歳、4歳でデビューし、2017年に五代目忠三郎と名乗る。
2月19日には、漁師から僧侶に転向した人が、読経を避けるために魚の名前を並べ始める「魚ぜっぽう」を上演した。 「狂言には、作者が伝えたいテーマがあります。 『魚絶法』には仏の教えを伝える伝道的な側面もあったのかもしれません」と茂山氏は講演で説明した。
また、茂山さんは狂言の歴史を紹介し、見る角度によって微笑んだり眉をひそめたりする「武悪」面についても語ってくれました。 「COVID-19 パンデミックの中で、人々はしばしば日本や世界中で下を向かざるを得なくなりますが、上を向くだけで気楽になれます」と彼は強調しました。