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新しい木桶で醬油を仕込む弓削多(右)さん=埼玉県坂戸市多和目
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 木桶醬油(きおけしょうゆ)をつくる新たな蔵を建てた埼玉県坂戸市の老舗「弓削多(ゆげた)醬油」で24日、木桶に仕込む作業が始まった。醬油人気が高まってきた欧米への輸出に力を入れていくという。

 「百年蔵」と名付けられた蔵には、高さ約2メートル前後の14本の桶が並ぶ。この日の作業では、飯能市の杉で新調した30石(約5400リットル)の桶を使った。

 原料の大豆や小麦も県産を使う。代表の弓削多洋一さんは「桶と発酵の相性が良いはずなので、香りの良い醬油ができると思います」と話した。(永沼仁)

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